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アベリア全般・色別花言葉(白・ピンク)

アベリア

道路の中央分離帯で低い木が植えられているのを見たことがあるでしょうか。

排気ガスにさらされてかわいそうに…と思ったかもしれませんが、実は排気ガスにも負けないからこそその木、アベリアが植えられているのです。小さなかわいらしい花からは想像できないそんな意外性をその生態、花言葉から見ていきましょう。

アベリアの基本情報

アベリアの基本情報

  • 科・属名:スイカズラ科・ツクバネウツギ属
  • 学名:Abelia × grandiflora
  • 和名・別名:花衝羽根空木(ハナツクバネウツギ)・アベリア、花園衝羽根空木(ハナゾノツクバネウツギ)
  • 英名:Glossy abelia
  • 原産地:中国原産(キネンシス種とウニフローラ種との交配種)
  • 開花時期:6月~11月
  • 花色:白、ピンク
  • 誕生花:7月7日

アベリアの名前の由来や特徴、種類

アベリアの特徴

学名になぜxがあるか気になりましたか?

実は、それは一般的にアベリアと呼ばれているのは、中国原産のキネンシス種とウニフローラ種との交配種であるためです。そのため、Abelia × grandifloraになります。

アベリアは、春から秋と長期間の間花を咲かせる常緑性の花で、鐘形をした小さい白から淡いピンクの花をたくさんつける低木です。花の香りが強く、排気ガスに対しても強く、非常に丈夫で育てやすい特徴から、庭木や生垣だけでなく、公園樹や街路樹といろいろな場所で用いられています。

もともと街路樹や道路の中央分離帯にある木、といった印象のアベリアですが、最近ではガーデンデザイナーがおしゃれ低木として園芸の世界に紹介したことから機能性な木だけでなく、観賞用としても用いられるようになりました。

アベリアは、東アジアからメキシコにかけて約30種ほどが分布しています。そのうち日本では4月から6月ごろに花をつける、衝羽根空木(ツクバネウツギ)が自生していることで知られています。

アベリアの代表的な種類としては、まずアベリア・カレイドスコープがあります。2009年に種苗登録された品種です。萌芽力が強く、葉に入っている斑は、冬に向けて黄色からオレンジ、さらに銅色へ変化していきます。

そのため、別名で万華鏡という名前がついています。

他には、白色の斑が葉っぱに見られ、寒い時期にはピンク色に変化するアベリア・コンフェッティ、黄色の斑を持つ低い生垣に良く使用される斑入り葉の代表的な品種、アベリア・サンライズ、ピンクの少し大きめな花が特徴のアベリア・エドワードゴーチャ、もっともメジャーな赤いガクが特徴のアベリア・グランディフローラなどが挙げられます。

さて、属名の学名である、Abelia(アベリア)は、19世紀頃に中国で植物採集を行っていたイギリス人医師であり、博物学者でもあったクラーク・エーベルが由来しています。

中国の植物でありながら、イギリス人のエーブルから名前が付けられたのは、このエーブルが医者として中国で生活しており、中国の医療に貢献していたからと思われます。

また、和名である花衝羽根空木(ハナツクバネウツギ)の衝羽根は、実の部分にがく片が残る姿が、羽子板遊びのはね(衝羽根)に見えることからきています。英語では、Glossy abelia(光沢のあるアベリア)と呼ばれます。

アベリアの花言葉

アベリアの花言葉

アベリアの花言葉は、『強運』『優美』『謙譲』です。

「強運」は、次々と伸びる枝先に香りの強い花を長い間咲いた状態を保ち続ける強さからきているとされています。「謙譲」の花言葉は、花が小さく、目立たずつつましい姿からきているとされています。

そんなつつましい姿にちなんでいると思われる、アベリアのお話があります。ある国のある小さな村に旅人が訪れます。その旅人は花を探して旅をしていました。村人達は彼の話に興味を魅かれ、その話を聞くために常に周りにたくさんの人がいました。

しかし、そんな楽しい時間は戦争によって終わってしまいました。この争いから旅人のようなよそ者への弾圧が始まりました。憐れんだ村人は旅人を逃がそうとしますが、旅人は花を探し続け、やがて姿を消しました。

そんな中、彼の傍にいつもいたある女の子が、彼を想い、彼が好きだった花の種を小瓶に入れ、海に流しました。旅人はやがてその小瓶をとある港町で見つけ、その種がアベリアだったとされています。

まとめ

ほっこりできるお話に、ポジティブな花言葉、花の生態はきっとプレゼントされる方へ喜ばれるプレゼントになるでしょう。

ぜひ大切な人にその意味とお話を伝えてあげてください。

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