夏の花

茜(アカネ)全般・色別花言葉(白・黄)

アカネの花言葉

茜色の空、ロマンチックな風景を思い起こさせる言葉は多くの詩や歌に含まれています。そのため、アカネの花が茜色だと思っている方も多いですが、花そのものは白~黄色が多く、赤とはかけ離れています。

では、茜色とはどこから来たのでしょう?また、アカネにはその可憐なイメージにそぐわぬダークな花言葉があります。意外性存分なアカネについて調べていきましょう

茜(アカネ)の基本情報

  • 科・属名:アカネ科・アカネ属
  • 学名:Cycas revoluta.
  • 和名・別名:茜(アカネ)
  • 英名:Madder、Rubia
  • 原産地:日本、中国、朝鮮半島
  • 開花時期:8月~10月
  • 花色:白、黄
  • 誕生花:9月16日、9月22日

茜(アカネ)の名前の由来や特徴

茜空

茜色の空、というと夕焼けに染まる真っ赤な空を思い出しますよね。

しかし、アカネの花を見るとその可憐な白い花に驚くことでしょう。実は、茜色は確かに花のアカネからきているのですが、色そのものは花ではなく茜の根からきています。ちなみにセイヨウアカネは黄色い花、インドアカネはオレンジやピンクの花です。

本州、四国、九州に分布する多年草のツル植物で、路肩や石垣などで普通に見かけられるので、それほど珍しいものではありません。

アカネの根は太いひげ状で赤黄色をしていますが、乾燥させるとオレンジに変化し、それを煮だすことで真っ赤になり、茜色の染料が取れるようになります。これを使った染物を草木染め(茜染)と呼びます。真っ赤に色づく根っこから、アカネの根は「赤根」と呼ばれ、これが転じて「茜」になったそうです。

ちなみに茜染でできる色を「茜色」と読みますが、明るい茜色であれば「緋色」と呼んだそうです。

ちなみに日本原産のアカネを通称アカネと呼び、染料では根が太くて収量が多いセイヨウアカネ(西洋茜)が多く用いられています。ちなにに日本だけでなく、古代エジプト、ペルシャから、ギリシャ、ローマ、イタリア、フランスに広まり、染色に使われてきました。

ちなみに日本では、「古事記」に染色材として使われたという歌があることからその時期から使用されていることがわかっています。

茜の根は染料の元だけでなく、昔から漢方の生薬でもあります。生薬名は「茜草根(せんそうこん)」で、主成分はアリザリン(Alizarin)、ルベリトリン酸(Ruberythoric acid)などのアントラキノンです。止血、抗菌、去痰作用効果があるとされます。

子宮出血、鼻血、吐血、無月経などにも用いられます。そんな効能のあるアカネではありますが、発がん性物質が含まれることから人間の食用にはされませんが、ヒツジは好んで食べるとされています。

茜(アカネ)の花言葉

  • 『私を思って』
  • 『媚び』
  • 『中傷』
  • 『傷』
  • 『不信』

美しい染料、可憐な花のアカネですが、なかなかネガティブな花言葉を持っています。

ヨーロッパでは、放牧されている羊などがセイヨウアカネの根を好んで食べることがよくあるのですが、染料によく使われるセイヨウアカネの根っこは乾燥する前から赤く、その結果その根を食べた羊の歯や口周りがまるで血のように真っ赤になるそうです。

それはさながら獲物を殺した後の肉食獣の口元のようで、それはヒツジが無実なふりをして実は邪悪だ、という中傷であるということから不信、中傷といった花言葉につながったとされています。

そんなネガティブな花言葉がある中で、比較的+なのが『私を思って』と『媚び』です。あまり由来は知られていますが、葉の大きさに対して花が小さいので、まるでささやかな望みのような花言葉になった、という解釈がされています。

まとめ

アカネは優しい色合いのイメージであり、女の子の名前にも使用されることから花言葉が『不信』や『中傷』であるということはなかなか意外ですよね。

もちろん、『私を思って』というかわいらしい花言葉もあるのですが、ネガティブに取られてそれこそ相手に不信感を抱かせないためにもプレゼントするなら一度しっかりと検討したほうがよいかもしれません。

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