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月下美人(ゲッカビジン)全般・色別花言葉(白)

月下美人

春告げ魚と呼ばれるメバル、煮付けや酒蒸しが美味ですね。

メバルをルアーで狙う釣りの事を「メバリング」と呼ぶくらいですから、メバル釣りの人気がうかがい知れます。春先から初夏にかけてベストシーズンのメバル釣り、夜行性のメバルは日暮れから夜間に捕食をするため水面に浮きあがってくるそうで釣りはナイトゲームが主流。

老舗釣り具メーカーDAIWAから販売されるメバリング用のシリーズが「月下美人」と名付けられているのも納得です。三日月がデザインされたイラストに美しく「月下美人」の文字、洗練されたフォルムが美しいシリーズです。

一夜限りの花「月下美人」が釣り人へロマンの香りを伝えているようですね。

月下美人(ゲッカビジン)の基本情報

月と下美人の分類特徴

  • 分類:サボテン科クジャクサボテン属 常緑多肉植物
  • 学名:Epiphyllum oxypetalum
  • 和名:月下美人(ゲッカビジン)
  • 別名:月来香(ゲツライコウ)
  • 英名:Dutchman’s pipe cactus、A Queen of the Night
  • 原産地:メキシコ 熱帯雨林地帯
  • 開花時期:6~11月
  • 花色:白色、乳白色、淡いクリーム色
  • 誕生花:7月19日

月下美人(ゲッカビジン)の学名

学名のEpiphyllum oxypetalum(エピフィルム オキシペタラム)は、ラテン語でクジャクサボテン属(エピフィルム属)の鋭い花弁を持った花(オキシペタラム)が語源。

エピフィルム属のサボテンは多肉質の長い葉の先に尖った形の花弁をたくさんつける様子が孔雀の羽のように見える為、孔雀サボテン(エピフィルム)と呼ばれるようになった。

月下美人(ゲッカビジン)の和名・別名

「月下美人」と言う和名は昭和天皇がまだ皇太子だった頃、台湾を訪れた際、美しく咲く「月下美人」を初めてご覧になり、同行していた駐在大使の田氏に花の名前を尋ねたところ、とっさの事で花の名前がわからなかった田氏が機転を利かせて「月下の美人」です。と答えたことから和名が「月下美人」となったと言われているようです。月夜に輝く白い花と甘い香りの花、まさに「月下の美人」の印象だったのでしょう。

別名の「月来香」は月下美人が満月の夜に強い方向を漂わせて咲く姿から。実際は満月の夜に咲くと言うのは言い伝えで、満月でなくても花は咲きます。花が咲く直前のつぼみは夕方頃から香り出し「月下美人」を育てている方は「今日あたり咲きそうだよ」とお友達に声をかけて夜の開花を楽しむ方も多いようです。

月下美人(ゲッカビジン)の英名

Dutchman’s pipe cactusの英名は直訳するとオランダ人のパイプのサボテンになります。…どういう意味?と思われるでしょうが、オランダの喫煙用のパイプの歴史を調べると納得です。17世紀ころから盛んに作られ、パイプの生産国としてオランダを有名にしたそのパイプは、白色の粘土(クレー)を使用した素朴な素焼きで作られ、その色は乳白色!月下美人の色そのものです。花の名前の多くは18世紀ころ付けられたと言われているので年代的にもオランダのパイプの色のサボテンと名付けられたとしても納得です。

A Queen of the Nighの英名は月下美人の和名と同じ印象があります。初めて月下美人を見た衝撃は、夜の女王と言う程の美しさだった事でしょう。

月下美人(ゲッカビジン)の特徴

Queen of the Night
葉は葉状茎で昆布の様に扁平状。昆布が海に漂っているような形です。実際は葉と思われている葉状茎の昆布の様に波打っているフチの凹部のくぼみに産毛の様に生えるトゲが本当の葉です。

この葉状茎の丈が1~2mに達すると蕾が形成されます。高温多湿を好む月下美人は日本の冬が苦手、冬の温度と湿度の管理をきちんとできれば、夏季は屋外でも楽しめます。

4~6月頃に園芸店やホームセンターに鉢植えが出回ります。月夜の月下美人に巡り合えると良いですね。

品種

1980年ころまでに日本で普及していた品種は原産地から挿し木や株分けで増やされた同一株の1種類でした。その為人工授粉しても果実が実ら無い(自家不和合性)を示していました。その後、他の野生種が持ち込まれ人工授粉をしたところ実が付く様になり、現在では食用も含め10種類ほどの品種が流通しています。

開花時期

日本では6~11月に開花する。初期のつぼみは茎に垂れ下がり、開花直前に上を向いて膨らみます。きちんとした水やりと施肥で1年の間に2~3回開花させることができます。

花は夜に咲き始めて日没までにしぼんでしまいます。夜間に強い方向の大きな花を咲かせるのは原産地ではその受粉を小型のこうもりが担っている為の適応からと考えられています。

中南米の大自然の中、こうもりが花の蜜を吸い、花粉を食す姿。なんてロマンチック、夜の女王たる所以ですね。

花色

月下美人は他のクジャクサボテン属の花と違い、その花の色は白色、乳白色、淡いクリーム色などに限定されます。20種類以上ある原種の仲間も全て白色の花です。

7月19日の誕生花 月下美人(ゲッカビジン)

月下美人誕生花

7月19日の誕生花の月下美人、ちょうど梅雨明けのころ、この日はグレゴリオ暦で年始から200日目(うるう年では201日目)一年の節目の日でもあります。夏の夜に咲く、月下美人の花が誕生日をいっそう思い深くしてくれそうですね。

7月19日には天保の改革を行った水野忠邦や印象派の画家、エドガー・ドガ、そして伝説のロックバンドQueenのブライアン・メイがいます。花言葉からするとフレディ・マーキュリーのイメージですが。

月下美人(ゲッカビジン)の花言葉

月下美人の花言葉

夏の夜に一夜限りの花を咲かせる月下美人。その花言葉も花や香りにまつわるものが多く「艶やかな美人」「はかない美」「秘めた情熱」「強い意志」などやはり美しい気高い女性を思い描いてしまいます。

月下美人の花言葉まとめ

昭和天皇が目を止められた「月下美人」は中南米原産のクジャクサボテン科の常緑多肉植物です。昆布のような葉状茎に咲く花は大輪で強い芳香があり夜から明け方に咲き、一夜限りで萎みます。

その花の美しさとはかなさから、花言葉は「艶やかな美人」「はかない美」「秘めた情熱」「強い意志」など、そんな艶やかな夜の女王を思い浮かべる白い花を咲かせる月下美人ですが。食べても美味しいという事はあまり知られていません。

私の友人の家では咲き終わった花を茹でてお浸しや、そのまま天ぷらにして食べています。満開の花をホワイトリカーに漬けると水中花の様に花を香りも高い月下美人酒が造れます。花は美しいまま瓶の中で咲続け、次第に半透明になりまるで天女の羽衣のようです。

そのお酒を飲んだら美人になれるかどうかは秘密・・・。

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