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アジサイ・ガクアジサイ全般・色別花言葉(白・ピンク・青・紫)

アジサイ・ガクアジサイ

あじさい寺(明月院)の最寄り駅、北鎌倉駅(JR横須賀線)の上りホーム側の改札(通称 表駅)を出て左手に創業1948年の老舗和菓子店「御菓子司 こまき」があります。

圓覚寺白鷺池を望む店内で甘味を頂くこともできますが、おすすめは一日一種類しか作らない季節の上生菓子です。なかでも初夏に作られる「紫陽花」は美しく大変美味で、あじさい寺へ行くときは必ず予約します。

あじさい寺でその数2500株と言われる「明月院ブルー」の「姫あじさい」を満喫し、帰りに「こまきさん」で受け取った初夏限定の和菓子「あじさい」を家に戻って頂く幸せ。私の梅雨の楽しみ方です。

アジサイ・ガクアジサイの基本情報

ガクアジサイ

  • 分類:アジサイ科アジサイ属 落葉低木
  • 学名:Hydrangea macrophylla
  • 和名:アジサイ・ガクアジサイ
  • 別名:紫陽花、七変化、八仙花、集真藍(アズサイ)
  • 英名:Garden Hydrangea
  • 原産地:日本 アメリカ
  • 花色:白・ピンク・青・紫
  • 開花時期:5月下旬〜7月上旬
  • 誕生花:6月3日、7月13日

アジサイ・ガクアジサイの学名・和名・別名

学名のHydrangea macrophyllaは、ギリシャ語のhaydro(水)と aggeion(器)が由来。macrophyllaは大きな葉を持つという意味。

紫陽花(アジサイ)は当て字で、唐の時代の詩人白居易が、ライラックにつけた字を平安時代日本でアジサイの漢字に誤ってあてたものが広まったと言われている。
他にも、七変化八仙花は、花萼の色が変わることから、集真藍(アズサイ)とは藍色が集まったものと言う意味である。

アジサイ・ガクアジサイの品種

ガクアジサイ

ガクアジサイ(原種)

ガクアジサイは、花序の集まりの周りを大きく発達した萼(装飾花)が縁取る様に並び一つの花の様に見える。(額咲と言う)

アジサイ(変種)

ガクアジサイと区別するためホンアジサイと呼ぶ。ガクアジサイの変種、花序はほとんど結実しない。装飾花が手毬の様な形を作るので「手まり咲き」と呼ばれる。

セイヨウアジサイ(ハイドランジア)

日本原産のガクアジサイが中国を経てヨーロッパへ渡り品種改良されたもの。その後日本へ渡来しセイヨウアジサイと呼ばれる。花萼の色が変化しないものが多い。
他にヤマアジサイ・ウズアジサイ・クロアジサイ・モモイロアジサイ等

アジサイ・ガクアジサイの特徴

ガクアジサイ

樹高1~2m、ガクアジサイは光沢のある淡緑色の葉脈のはっきりした卵型の葉を持つ。セイヨウアジサイの葉は光沢がない。種はほとんど採取することができ無いため、栽培は挿し木や株分けによる。
アジサイの花と呼ばれる部分は花萼が大きく発達して集まり花のような形を作っています。ガクアジサイの場合、花萼に縁どられた中央にあるのが花。アジサイでは花萼の中央にあるのが花です。

原産地

セイヨウアジサイ(西洋紫陽花)は日本原産のガクアジサイがヨーロッパで品種改良されセイヨウアジサイとして日本へ渡来したもの。

毒性

アジサイの毒性については、2008年に懐敷(料理を引き立てるために使われる和紙や植物の葉の事)として使われたアジサイの葉を誤って食した方の中毒症状(嘔吐、目眩等)を起こしたことがニュースとなり、アジサイの毒性が問題視されたことが記憶にある方も多いのではないでしょうか。

しかし、アジサイから科学的根拠のある有毒物質は検出されておらず。嘔吐性のアルカノイドと言う物質が含まれていることは確認されておりますが中毒性を限定するには至らず、食用は避けたほうが良いと言う認識にとどまるものとされています。

毒性のあるなしにかかわらず、料理の懐敷に使われている葉は飾りであると理解して食べないに越したことはありません。

花色

アジサイの花(花萼)は、咲き初めは葉緑素の働きで黄緑色、その後アントシアニン色素の一種デルフィニジンと補助色素のアルミニウム働きで花(花萼)の色がブルー系又はピンク系に変わる。

土壌が酸性の場合アルミニウムのイオンが土中に溶け出しそれを根が吸収するためブルー系になり、土壌がアルカリ性の場合はアルミニウムのイオンが土中に溶け出さないためピンク系の色になる。花が枯れる頃にブルー系の花がピンク系になるのは土壌に関係なく花萼の劣化のため。

綺麗なブルー系の花を咲かせたい方は酸性肥料やミョウバンを土に施すと良いでしょう。品種改良により土壌による色の変化のない品種も多い、緑色の品種(土佐緑風など)もある。

開花時期

5月下旬から7月上旬。まさに梅雨の始まる頃から咲き始め、梅雨が明ける頃にその季節を終える。雨の似合う花、日本の梅雨を彩る花の代表です。

日本最古の歌集「万葉集」に大伴家持がアジサイを読んだ歌が登場して以来、多くの和歌や俳句、小説の題材とされてきた紫陽花。紫陽花の季節になるとサザンオールスターズの桑田佳祐さんの奥様原由子さんの歌う「あじさいのうた」を思い出す方も多いのではないでしょうか。

恋する乙女のせつない思いと雨に濡れる紫陽花。その情景を胸に浮かべると胸がキュンとしますね。

アジサイ・ガクアジサイの花言葉

アジサイ・ガクアジサイの花言葉

咲き始めから咲き終わりまで白や薄緑から、薄青、淡紅、藍、紫などへ花色を変える紫陽花の花言葉は「移り気」や「浮気」「無常」と、ネガティブに感じる花言葉が多い気がしますが。その反面、たくさんの花萼が集まって一つの花に見えることから「一家団欒」「仲良し」「家族の結びつき」と言う花言葉もあります。

日本が原種とされるガクアジサイの花言葉は「謙虚」日本人を表したような花言葉です。

色を変えない品種もあることから「ブルー系→辛抱強い愛情」「ピンク系→元気な女性」「白色→寛容」と花色ごとの花言葉もあります。特にピンク系の「元気な女性」と言う花言葉は「母」を表すと好まれ、最近では母の日にピンク系の紫陽花をプレゼントする方が増えています。

6月生まれの誕生花「紫陽花」

誕生花「紫陽花」

6月生まれの誕生花紫陽花は、6月3日生まれの方の誕生花でもあります。また「ガクアジサイ」は7月13日生まれの方の誕生花です。

紫陽花の咲く頃に生まれた方の誕生花である紫陽花は、紫陽花の咲く頃に亡くなった方を懐かしむ花でもあります。7月17日に亡くなられた俳優の石原裕次郎さんの命日、6月28日に亡くなった作家の林芙美子さんの命日も故人が紫陽花の花をこよなく愛したことから「あじさい忌」と呼んでいます。

アジサイ・ガクアジサイ花言葉まとめ

アジサイ・ガクアジサイ花言葉まとめ

万葉のころから日本人に愛され続けたガクアジサイはアジサイの原種の一つであり、(ホン)アジサイ、セイヨウアジサイはその変種、又は品種改良したものです。花を形作っているのは花萼で土壌によって色を変えます。

咲き始めから終わりまで花の色を変えることから花言葉は「移り気」「浮気」「無常」など、そして花萼が集まって花の形を作っていることから「一家団欒」「仲良し」「家族の結びつき」と言う花言葉が生まれました。

ガクアジサイの花言葉は「謙虚」花色ごとの花言葉は「ブルー系→辛抱強い愛情」「ピンク系→元気な女性」「白色→寛容」と贈り物に添えたい花言葉もたくさんあります。鉢植えの紫陽花は鉢上げして庭に植えても育てやすく、母の日だけでなく、結婚記念日などに贈るのもお勧めです。

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