春の花

ラベンダー全般・色別花言葉(ピンク・紫・白)

ラベンダーは地中海原産の低木です。切り花や鉢植え、地植えにも向いています。紫色の美しい花と、甘くエレガントな芳香が特徴です。

またラベンダーからはエッセンシャルオイルが抽出でき、ハーブティーやお菓子の香りづけなどに利用されてきました。

今回はそのラベンダーの花言葉をご紹介します。

ラベンダーの基本情報

  • 科・属:シソ科・ラヴァンドラ属
  • 学名:Lavandula angustifolia
  • 和名・別名:薫衣草 クヌイソウ クヌエソウ
  • 英名:Lavender
  • 原産地​:インド・カナリア諸島・北アフリカ・中東
  • 開花時期 :3月~5月
  • 花色:ラベンダー色とは薄紫色のこと、他に濃い青紫色、ピンク色、白色など
  • 誕生花:7月5日・7月10日・12月3日

ラベンダーはどんなお花?

ラベンダーは5~7月に開花する美しい花で、フランスやオーストラリアなどで生産されています。日本国内では北海道富良野のラベンダー畑を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。学名はシソ科ラベンダー属(Lavandula angustifolia)です。

Lavender(ラベンダー)はLavandula(ラヴァンドラ)属の種全体を表す通称で、その種は39種あり、ヨーロッパ各地で盛んに品種改良がおこなわれたため呼び名や学名はかなり混乱しており、現在も研究段階であるそうです。

なお、シソをはじめ

  • ミント
  • バジル
  • オレガノ

などが同じシソ科です。ラベンダーはこれらハーブの仲間なのですね。

英名のLavenderは古仏語のLavandreからきており、Lavandreの語源はラテン語のlavo・lavare(洗うの意からきていると言う説と、「青みを帯びた、青味がかった」と言う意味のラテン語livere・中世ラテン語lavidulaからきていると言う説があります。
一方、和名の薫衣草(クヌイソウ・クヌエソウ)は、ラベンダーが良い香りがするから付けられた名前で、江戸文政期(1818年~1831年)の西洋薬物書「遠西医方名物考」にはラベンダーを「ラーヘンデル」「ラーヘンデル油」と記され詳細な説明があり、ラーヘンデルはオランダ語lavendelの日本語読みです。

ラベンダーの原産地は地中海沿岸や北アフリカで後に欧州に伝わり様々な品種改良が行われました。また古代エジプトではミイラ作成や香水を作るために用いていたことが約2,500年前の記録に残っていると言われ、古代エジプト・ギリシャ・ローマなどで古くから使われる伝統的なハーブなのです。

ラベンダーの種子が日本に初めて持ち込まれたのは1937年と言われておりますが、一般的に流通し始めたのは、ここ数十年のことで、かつては園芸店でもめったにお目にかかれませんでした。免許取りたての危ない運転で千葉県大多喜町のハーブアイランド(現在の大多喜町ハーブガーデン)までラベンダーを買いに行ったことを思うと、今はホームセンターでも、数種類のラベンダーが手に入るようになり嬉しい限りです。庭先のほんのわずかなスペースで咲くラベンダーの花を眺めながら、いつか爽やかな風の吹く初夏の青空の下、紫色の海のようなラベンダー畑の中をその香りに包まれながら歩くのが夢です。

ラベンダーの特徴

半木本性植物又は半耐寒性小低木の芳香植物で、多くの種は花、葉、茎は細かい毛におおわれていて、その間に精油を出す腺があります。ラベンダーに触れると香りが立つのは腺に触れているからです。香りが特徴のラベンダーですが、ファーンリーフラベンダー、レースラベンダーなど芳香がない種もあります

葉の形は主に線形で対生、葉の色は最初白っぽく、生育が進むと緑が濃くなります。またシダのような葉をつける種もあります。

涼冷な環境を好み、湿度に弱く、肥沃な土地を嫌うラベンダーは、西岸海洋性気候や亜寒帯湿潤気候で栽培されています。日本では1937年曽田香料の創始者曽田政治氏が香水の原料としてのラベンダーの試験栽培を行うため、フランスより5㎏のラベンダーの種を輸入。日本各地で試験栽培を行った後、1940年より北海道札幌市の農場でラベンダーの栽培が始まりました。現在も美しいラベンダーで旅行者を迎えてくれるファーム富田さんのラベンダー栽培は1958年頃から始まり、主に香水の精油の原料として1970年ころまで最盛期が続くがその後、安価な合成香料が主流となり栽培の苦境に立たされるが、1976年に国鉄のカレンダーでラベンダー畑が全国に紹介されてから、その美しさに全国から観光客が訪れるようになり現在も美しいラベンダー畑を守り続けていらっしゃいます。

それではラベンダーの基本情報はお伝えしましたので、花言葉もご紹介しますね。

ラベンダーの花言葉

  • 「あなたを待っています」
  • 「献身的な愛」
  • 「期待」
  • 「清潔」
  • 「優美」
  • 「疑惑」
  • 「沈黙」

素敵な言葉とネガティブな言葉が同居しています。

ラベンダーには、美しい少年に恋してしまった内気な乙女が、告白もできずにただひたすら少年が振り向いてくれることを待ち続け、最後には一輪の紫色の花になってしまった。その花がラベンダーだという言い伝えがあります。

愛する人をひたすら待ち続けた乙女の花ラベンダー。

ネガティブな意味も含まれていますが、大切な方やご家族、親友のお誕生日やお祝い事に贈るのにラベンダーはふさわしいお花だと思います。フラワーギフトとして贈る時にはメッセージカードや言葉で、贈る気持ちを伝えることが大切です。

ところで、西洋ではラベンダーにはどのような意味があるのでしょうか。

西洋でのラベンダーの意味

西洋ではラベンダーのお花にはどのような意味があるのかみていきましょう。

  • devotion 「献身」
  • silence  「沈黙」
  • distrust 「疑惑」

良いイメージの「献身」ニュートラルな「沈黙」意味深な「疑惑」という花言葉があります。

花言葉は欧州で徐々に広がり、19世紀にパリで「Le Langage des Fleurs」(花言葉)という本が出版され、主に上流階級の女性の間で人気を博しました。

人の心の複雑さを考えると1つのお花にいろいろ人がいろいろな感情を込めた花言葉をつけたのは自然なことかも知れません。

ラベンダーの種類

ラベンダーにはたくさん種類があります。

  • 見た目
  • 開花期
  • 香りの有無
  • 暑さ寒さの耐性

など特徴などから5つのグループがあります。そのうち代表的な3種類をご紹介します。

イングリッシュラベンダー(アングスティフォリア系)

イングリッシュラベンダーはコモンラベンダーとも言われ、乾燥した気候を好み5~7月に開花します。観賞用の鉢植えの他、爽やかで良い香りがするためポプリなどに加工されます。

北海道富良野地方で栽培されている種類のラベンダーです。

  • 早咲きの「濃紫(のうし)3号」
  • ポプリになる遅咲きの「おかむらさき」

などが有名です。その他の品種に

  • 「ヒドコート」
  • 「ナナアルバ」

などがあります。

フレンチラベンダー(ストエカス系)

フレンチラベンダーは樹高が30~60cm、苞(葉が蕾を覆うように変態した部分)が兎の耳に似た可愛いラベンダーで、ローズマリーに似た香りがします。

耐暑性がありますから日本の風土にもフィットし、折れにくく切り花としても流通しています。

品種

  • 「ヘルムズデール」
  • 「マーシュウッド」

などがあります。

レースラベンダー(プロテストエカス系)

レースラベンダーは5~8月に開花し、葉に深い切れ込みがありファーンラベンダー(Fern lavender)とも言います。Fernとはシダという意味で繊細な葉が特徴です。

葉の表裏に細かく長い毛が生え、背丈が100cmほどに成長します。鉢植え地植え共に楽しめます。

品種として

  • 「ティンカーベル」
  • 「オリガノ」

などがあります。このほか

  • 花穂が大きく見応えがあり大きく茂る「ラバンディン系」
  • 大型タイプで花期が長く優しい香りの「デンタータ系」

があります。

まとめ

古くから薬用や調理に利用されていたラベンダー。

エリザベス一世は「ラベンダーのジャム」が大好きで食卓には欠かさなかったと言われます。

ラベンダーから採取した精油(エッセンシャルオイル)はアロマテラピーやリラクゼーションに使われ、その「ハーブの女王」と呼ばれる香りには酢酸リナリルと言う成分が含まれ、脳の中枢神経に働きかけセロトニンの分泌を促します。その為、安眠や心や体をリラックスさせるのに用いられてきました。

精油だけでなく、ドライやフレッシュの花はハーブティーに、スワッグやリース、サッシェを作って楽しむこともできます。

最近では日本の湿度に強い品種も出ていますので、自分で育てたラベンダーで、お気に入りのリボンを編み込んだラベンダースティックを作るのも楽しいです。

見た目もかわいく良い香りのラベンダースティックは贈り物にしても喜ばれます。

土地の気候にあったラベンダーを選んで栽培を楽しんでみてはいかがでしょうか。きっとラベンダーで心癒される時間となるでしょう。

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