マーガレットは5~7月に咲く清楚な花姿が魅力的で、親しみやすいお花です。切り花、花壇、鉢植えなどに良く用いられ、園芸品種も数多くあります。マーガレットは明治時代に異国から日本に渡来したお花です。
今回は世界中で知られているマーガレットの咲き方、そして花言葉を色別にお伝えします。
マーガレットの基本情報
- 科・属:キク科・モクシュンギク属(アルギランセマム属)
- 学名:Argyranthemum frutescents
- 和名・別名:木春菊(モクシュンギク)、木立ちカミツレ
- 英名:Marguerite、Paris daisy
- 原産地:カナリア諸島
- 開花時期 :11月~5月
- 花色:白、ピンク、赤、黄、オレンジなど
- 誕生花:1月17日、1月24日、1月26日、2月1日、2月5日、2月20日、2月27日、3月8日、4月1日、4月4日、4月6日、4月11日、4月18日、9月3日、9月7日、11月22日
マーガレットとは?
マーガレットの故郷はスペイン領カナリア諸島です。アフリカ大陸の北西部沿岸の大西洋上にある7つの島々で、温和で降雨量の少ない気候が特徴です。
マーガレットの
- 学名・・・Argyranthemum frutescents(アルギランセマム・フルテッセンス)
- 英語名・・・MargueriteまたはParis daisy
- 和名・・・木春菊(モクシュンギク)
です。マーガレットは17世紀にフランスに紹介され、日本には明治初期に渡来しました。
現在マーガレットと言えば、渡来したマーガレットの園芸品種、あるいはモクシュンギクとその近縁種交配でできた園芸品種を指します
マーガレットの咲き方
一般的なマーガレットの白は、中央の黄色い部分は筒状花(管状花)が集まっています。周囲の白い花びらのように見えるのは1枚1枚が舌状花です。このように筒状花や舌状花が集まってあたかも1つの花に見えるものを合弁花と言います。
さらにマーガレットの咲き方にはいくつかのタイプがありますので3つご紹介しますね。
一重咲き(リーフ咲き)
白い花びらが1重に咲く、最も広く知られているマーガレットの姿をしています。
- プランターにも向き夏に強い「サワーリップル」
- 初秋から咲き鉢植えに向いている「サンデーリップル」
- ピンクの「ラブリーフレンド」
などがあります。
八重咲
マーガレットの八重咲は華やかで、花束の花材にも向いています。
- 小型の花と微香が特徴の白い「スィートリップル」
- 真っ赤くてコンパクトな「ファイアークラッカー」
- ピンクのグラデーションが綺麗で鉢物として流通量が多い「サマーメロディー」
などの品種があります。
丁字咲
マーガレットの花が開いていくに従って中央部分にもう1つ花が咲いたように立ち上がる咲き方です。その他、
- 花の中心部分が盛り上がっていく「おぼろ月」
- ピンクの「クーデルスタート」
- 「キューティーマイス」
などがあります。
マーガレットの花言葉
春~夏郊外ならマーガレットを手に入れることはそれほど難しくはありません。マーガレットは恋占いが手軽にできるお花として有名です。
マーガレットの花の多くは奇数のため、「好き」でスタートして「嫌い」と繰り返すことでほとんどの場合「好き」で終わり恋する方に勇気を与えてくれます。
マーガレットには、乙女心にぴったりの花言葉があります。はじめにマーガレット全体の花言葉をみていきましょう。
マーガレット全体の花言葉
マーガレット全体の花言葉は、
- 「恋占い」
- 「心に秘めた愛」
- 「優しい思い出」
などロマンチックなものから
- 「貞節」
- 「誠実」
- 「真実の友情」
など人と人の絆に関する言葉もあります。マーガレットは欧米で女の子の名前としても人気があります。
英語で「Marguerite」と綴りますが、これはギリシャ語の「Margarites(マルガリテス)」が由来で「真珠」という意味です。とても身近な花、マーガレットが貴重な海からの贈り物「真珠」が名前の由来だったのですね。
マーガレットの色別花言葉をみていきましょう。
白
白いマーガレットの花言葉は「秘めた愛」です。恋心や愛情は心の中に育むものですから、多くの方が共感する花言葉ではないでしょうか。
マーガレットという身近なお花を贈って「秘めたる愛」を伝えてみてはいかがでしょうか。
マーガレットのお花は咲き終わっても散りませんので、受験生のお子様のお部屋に飾ると「落ちない!」と喜んでもらえること間違い無しです。
ピンク
ピンクの舌状花が放射状に開いたマーガレットの姿はエレガントです。花言葉は「真実の愛」ですから、1番大切に思っている方へのお誕生日祝いや、母の日のアレンジメントに取り入れてみてはいかがでしょうか。
きっと素敵な笑顔を見ることができますよ。
黄色
黄色のマーガレットの花言葉は「美しい容姿」です。黄色はひときわ人目を引く色です。黄色は太陽の色でもあり、見ているだけでエネルギーが貰える色でもあります。
恋人やご家族のお誕生日、父の日の鉢植えギフトなど幅広く贈れる色です。黄色を好む異性にも、気軽に受け取っていただける色です。
マーガレット西洋の花言
西洋では花言葉を、Flower meaningやFlower languageと言います。マーガレットの西洋での意味は、
- 「secret love(秘密の愛)」
- 「faith(信頼)」
です。マーガレットの清楚な姿に似つかわしい英語の花言葉ですね。マーガレットのウェディングブーケがたくさんアレンジされているのもうなずけますね。
マーガレットの特定の花言葉にこだわりたくない場合は、花色をミックスすることでフラワーギフトそのものを喜んでいただけるでしょう。
まとめ
とても親しみの持てるマーガレットの色別花言葉をお伝えしました。ふるさとカナリー諸島から旅立ったマーガレットは、今では世界中で愛されるお花となりました。
海外では教会の名前となったり、団体のシンボルなどにも選ばれています。花姿が多くの方に受け入れられ、花言葉も清らかなものが多い点が人気の理由ではないでしょうか。
マーガレットは価格がお手頃で、花が咲き終わっても散らないため花瓶や植木鉢回りがいつも綺麗でいるメリットがあります。
マーガレットをフラワーギフトにしたり、栽培して楽しんでみてはいかがでしょうか。