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アマリリス全般・色別花言葉(白・赤・ピンク・黄)

乙女な外見とは裏腹に意外と気の強い桃田さんがヒロインの漫画「アマリリス」(岩舘真理子先生・集英社刊)・・

近寄りにくかった同僚、桃田さんの置き土産、気高く凛と咲いた「アマリリス」に初めて花の美しさを知った赤井君。そして桃田さんへの淡い思いに気が付きます。

一方、桃田さんは、優しくて素敵な赤井君は牡丹や芍薬(華やかな女性)に見とれてアマリリス(自分)には見向きもしないとっている。

内気で虚栄心の強い桃田さんは自分の心に素直になれず、本当は相思相愛なのにお互いの気持ちはすれ違うばかり、くっつきそうでくっつけない(笑)そんな二人のラブコメディー?

「アマリリス」の花言葉を知ってから読むと、作者の意図になるほどな~と感心。調べてみると「アマリリス」の名前は小説や漫画の題によく使われています。「アマリリス」花言葉の二面性から物語の題に選ばれるのでしょうか?

百合に似た形の艶やかな大輪のアマリリスの花言葉、気になりますね、、

アマリリス(園芸品種)の名前

  • 学名:ヒッペアストルム・ヒブルドゥム Hippeastrum ×hybridum
  • 英語:アマリリス
  • 別名:ナイト・スター・リリー Knight・star・lily
  • 和名:キンサンジコ(金山慈姑)/ジャガタラスイセン(咬吧水仙)/ベニスジサンジコ(紅筋山慈姑)品種による和名

学名のヒッペアストルムは、アマリリスの葉が騎士の持つ剣に、花が星に似ていることからラテン語のHippeus(騎士)とAstron(星)を合わせた名前になったと言われます。

別名のナイト・スター・リリーも同じように騎士と星そして百合に似た花からきています。

アマリリス Amaryllis 分類と特徴

  • 分類:ヒガンバナ科 ヒッペアストルム属
  • 園芸分類:落葉性 多年草 球根植物
  • 学名:ヒッペアストルム・ヒブルドゥム
    *南アフリカ原産のホンアマリリス属の花と混同されるが、もともと同じ属に分類されていたものが分かれたため非常に分かりにくい名前となっている。一般的に園芸品種のアマリリスはヒッペアストルム属の花を指す。
  • 原産地:中南米・西インド諸島 凡そ90種あるうちの少なくとも34種がブラジルで発見されている。
  • 開花時期:春咲き 4月下旬から6月/秋咲き 10月
  • 花の形:花は百合の形に似ており、基本的に6弁の直径10㎝~20㎝大きい花を2~4個付ける。一重咲き・八重咲がある。
  • 花の色:白色・赤色・ピンク色・黄色・複色
  • 草丈:30㎝~60㎝ 草丈の高いものは切り花用に栽培される。
  • 毒性:ヒガンバナ科の植物はリコリンと言う中毒性の成分を持っています。特に球根に多く含まれるので、誤ってお子さんやペットが食べてしまわないように球根の管理には注意が必要です。

アマリリスの花言葉を知る前に、花の名前の由来、古代ローマのお話を。

アマリリスの花の名前の由来は、古代ローマの詩人ヴェルギリウスの牧歌(羊飼いや農夫を歌った素朴で叙情的な歌)からきていると言われています。それはこんなお話です

羊飼いの少女「アマリリス」は、同じ羊飼いの青年アルテオを好きになってしまいます。けれどアルテオは大好きな花をプレゼントしてくれる少女達と楽しそうにおしゃべりをして、アマリリスの思いに気づいてくれません。

大好きなアルテオに振り向いて欲しいアマリリスですが。とても内気な反面、自分をよく見せたいと言う虚栄心も強いアマリリスは、自分の気持ちを素直にアルテオに告げる事ができません。思い悩んだアマリリスは神様に願います。

すると願いを聞いた神様は1本の矢をアマリリスに渡し。「アルテオを振り向かせたかったら、この矢で自分の身体を傷つけるように」と告げられます。

もしかしたら死ぬかもしれない、、たとえ死んでしまってもアルテオに振りむいて欲しいアマリリス。アルテオのいる牧場でその体に矢を突き立てます。

アマリリスの身体から流れ出た血はやがて大地に染み込みそこから輝くばかりの美しい花が咲きました。アマリリスの身体から流れ出た血から咲いた、美しい花に魅せられたアルテオはアマリリスに愛の言葉を告げるのでした。

その美しい花はアマリリスと呼ばれる様になりました。めでたし、めでたし。

アマリリス Amaryllisの花言葉

  • 「内気」
  • 「おしゃべり」
  • 「誇り」
  • 「華やかな美しさ」
  • 「輝くばかりの美しさ」
  • 「虚栄心」

羊飼いの少女「アマリリス」のお話を知ると、なにか暗示的な意味を感じてしまうのは私だけでしょうか。

花言葉は神話やその花の持つ外見的な印象、そして環境(厳しい冬に咲く、暑い夏に咲く等)等から、インスピレーションを働かせて作られたものです。

アマリリスの花言葉が古代ローマのアマリリスのお話から得たイメージで作られたというのは、言うまでもありませんが。振り向いてくれない青年を思う少女の思いを巧みに表していますね。

中でも「内気」と「虚栄心」というのは相反する様ですが。女性の心にはこの二面性がいつも潜んでいるような気がします。

岩舘真理子先生の漫画「アマリリス」のヒロイン、桃田さんも内気な性格だけれど、プライドも高く、好きな人には自分をよく見せたいと言う思いと、ありのままの自分を知って欲しいと言う思いで頭の中はいつも妄想で溢れています。

大輪のアマリリスの花の「輝くかりの美しさ」と少女アマリリスのせつない思い、そんな花言葉を持つアマリリス。ひっそりとお庭で育てて、その艶やかな花を楽しみたいと思いませんか。

アマリリス Amaryllisの花言葉 まとめ

アマリリスの花の名前の由来は、古代ローマの詩人ヴェルギリウスの牧歌に由来していて、花言葉も「アマリリスとアルテオ」の恋のお話をもとに作られたようです。

アマリリスの花言葉

「内気」

「おしゃべり」

「誇り」

「華やかな美しさ」

「輝くばかりの美しさ」

「虚栄心」

相反する意味の花言葉も乙女心を的確に表しているようでした。花言葉の二面性からか、アマリリスを使ったタイトルの漫画や小説が見受けられます。

アマリリスをタイトルに使った本を選んで花言葉を思い出しながら読んでみるのも楽しそうですね。

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