カーネーションと言えば「母の日」のお花屋さんの店頭に飾られる赤いカーネーションを思い出す方が多いのではないでしょうか。
カーネーションは長い茎の先端にフリルがたくさん入ったお花が咲き、とてもエレガントです。
「母の日」に欠かせないカーネーション、母の日が過ぎれば余り気にすることがありませんが、実は色別花言葉の宝庫です。
きっと、大切な方への記念日や誕生日、そして愛の告白にもプレゼントしたくなりますよ。
カーネーションの基本情報
- 科・属:ナデシコ科・ナデシコ属(ダイアンサス属)
- 学名:Dianthus caryophyllus
- 和名:和蘭石竹(オランダセキチク)
- 別名:ジャコウナデシコ、オランダナデシコ
- 英名:carnation、clove pink
- 原産地:地中海沿岸
- 開花時期 :4月~6月
- 花色:赤、ピンク、白、黄、オレンジ、紫、緑、青
- 誕生花:1月12日、4月15日、5月10日、5月11日、5月12日、5月13日、5月15日、5月17日、5月26日、6月15日、10月11日、11月20日、12月17日
そもそもカーネーションとはどんなお花?
多年草で寒さに強い点が特徴です。17世紀には欧米で品種改良が行われ、江戸時代に渡来しましたが、日本に広く定着したのは20世紀になってからです。
原産地では2,000年前から栽培されていたというカーネーションは日本のお花の中では比較的新しいお花だったのですね。
カーネーションは国内では長野県、愛知県、北海道をはじめ各地で栽培出荷されています。
キクやバラと共にお花屋さんで1年中手に入る定番のお花となりました。色が豊富にあるカーネーションの花言葉をご紹介しますね。
カーネーションの色別花言葉をいくつご存知ですか?
カーネーション共通の花言葉は「無垢で深い愛」ですが、色別の花言葉は更に奥深いものとなります。
カーネーションの花言葉を色別に知っておくことで、この次のフラワーギフトが今よりもより印象的で意味のあるプレゼントになります。
赤
母の日と言えば赤い色のカーネーションですね。
20世紀はじめにアメリカ女性が亡き母を偲んで配ったのは「白いカーネーション」でした。その後存命中のお母さんに赤いカーネーションを贈る習慣ができました。
赤いカーネーションの花言葉は「母の愛」「愛を信じる」です。英語ではlove(愛)、passion(情熱)、admiration(賞賛、感嘆)のシンボルとされています。
深く濃い赤色のカーネーションには「私の心に哀しみを」「欲望」といった特殊な言葉がありますので記憶しておく必要があります。
ピンク
優しい色、ピンクの花言葉は「感謝」「暖かい心」「気品」「美しいしぐさ」です。幅広い花言葉は、親しさの度合いに関係なく安心して贈れる色です。
英語ではlove(愛)、romance(ロマンス)、femininity(女性らしさ)の象徴です。大切に思う女性にさりげなく「愛」を伝えたい時におすすめの色です。
白
白いカーネーションは清純で清潔感に溢れていて、他の花色とは別格の美しさを備えています。花言葉は「尊敬」「純粋な愛」「私の愛情は生きている」です。少し悲しい「愛の拒絶」という言葉もあります。
英語ではpurity(純粋・無垢)luck(幸運・運命)という意味があります。白いカーネーションは冠婚葬祭に贈れる汎用性の高さが長所です。
黄色
ビタミンカラーの黄色は見る方の心を明るくさせますが、「美」という素晴らしい花言葉があるかと思えば「軽蔑」「嫉妬」そして「愛情の揺らぎ」などネガティブな花言葉があります。
黄色いカーネーションは英語ではdisappointment(失望)やrejection(拒絶)の象徴だと言います。
しかし黄色が大好きなお母さんに贈る場合はネガティブな花言葉を忘れていただくか、他の色とミックスして贈ると良いでしょう。
オレンジ
オレンジ色は赤と黄を混合した色で見る人を元気にします。オレンジ色のカーネーションには「あなたを熱愛します」「純粋な愛」「清らかな慕情」という花言葉があります。
オレンジ色は濃淡が幅広くありますので、贈る方との間柄や気持ちを大切にして、自由に選んでみてはいかがでしょうか。
紫色
紫色のカーネーション花言葉は「誇り」や「気品」です。日本では昔から高貴な色とされていますので、年上の女性へのお誕生日祝いや、長寿祝いにおすすめです。
紫色のカーネーションは英語でcapriciousness(移り気や気まぐれ)を意味しますので、お相手やシーンによっては注意が必要です。
緑
緑色のカーネーションには「癒し」そして「純粋な愛情」という花言葉があります。「コノハ」「マーサグリーン」「プラドミント」などの上品なグリーンの品種があります。
「父の日」のフラワーギフトや家族の誕生日などにおすすめです。
青
不可能と思われた青いカーネーションは日本のサントリーとオーストラリアの起業が共同して1997年に売り出されました。
名前は「ムーンダスト」、花言葉は「永遠の幸福」です。1輪で咲くものとスプレータイプがあります。心から愛する方への最高のフラワーギフトとなるでしょう。
カーネーションの贈り方や楽しみ方
カーネーションの花言葉を色別にご紹介しました。母の日は5月の第2日曜日、遠くに住むお母さんへのフラワーギフトは、通販サイトが便利です。
早めに手配しておけば「母の日」にきちんと届けてもらえます。定評があって安心して注文できる通販サイトを見つけましょう。
豊富な花言葉と親しみやすい美しさのあるカーネーションは「母の日」だけでなく、日常のさまざまなシーンに馴染むお花です。
切り花や鉢植え、そして地植えなど幾通りにも楽しめるのが長所です。カーネーションをエンジョイしてみませんか?
まとめ
カーネーションと言えば「母の日」の赤を思い浮かべますが、花色によって何種類もの気持ちを表現できます。
カーネーションは比較的花持ちが良く、茎の長さを変えることで見た目が変わるためアレンジメントにも向いています。
大切な方にいつもと違うお花を贈りたいと思ったら、カーネーションを色別に選んで贈ってみてはいかがでしょうか。