夏の花

鬼灯(ホオズキ)全般・色別花言葉(白・黄)

ホオズキ

ホオズキは、ちょうちんのような赤い実をつける植物です。袋の中には、ミニトマトをさらに小さくしたような実があります。

子供の頃に食べたことがあるという方もいるのではないでしょうか。案外知らないと思われるホオズキについてご紹介します。

鬼灯(ホオズキ)の基本情報

ホオズキ

  • 科・属名:ナス科ホオズキ属
  • 学名: Physalis alkekengi var. franchetii
  • 和名・別名:鬼灯、鬼燈、酸漿(ホオズキ)、輝血(カガチ)、赤輝血(アカカガチ)、奴加豆支(ヌカヅキ)
  • 英名:Chinese lantern plant
  • 原産地:東南アジア
  • 開花時期:6月~7月(実が色づくのは8月~9月)
  • 花色:白、淡い黄色
  • 誕生花:7月…7日、8日、9日/8月12日、14日、27日/11月12日/12月…22日、29日千成鬼灯…12月6日

鬼灯(ホオズキ)の名前の由来、特徴、種類

ホオズキ

ホオズキは、旧仮名遣いで表すと、「ほほづき」となります。赤く染まった実が頬を連想させるため、また、子供たちが実を鳴らして遊ぶ様子から「頬突き」と呼ばれるようになったためとも言われています。他には、ホホ(カメムシ)がつきやすいためという説もあります。

漢字では「鬼灯」などと書きます。なぜ鬼という漢字が使われているのかは残念ながらわかりませんが、灯という漢字はホオズキの姿に由来しているのでしょうか。
別名では、「輝血」「赤輝血」と呼ぶこともあります。これは、古事記や日本書紀に登場するヤマタノオロチの目がホオズキのように赤かったことに由来しているそうです。

実にばかり目がいきがちなホオズキですが、小さくてかわいらしい花を咲かせます。実を覆う袋は、花が咲いたあとに発達した「萼(がく)」で、やがて赤く色づきます。

ホオヅキは、観賞用と食用に分かれます。観賞用は苦みと毒性があります。鉢植えやドライフラワーとして人気です。食用は、ヨーロッパで身近なようです。それぞれの種類をご紹介します。

  • 観賞用
    タンバホオズキ(実が大きい)

    サンズンホオズキ(矮性)

    ヨウラクホオズキ(ナギナタホオズキとも。江戸時代の日本原産)

    センナリホオズキ(千成鬼灯と書く。たくさんの実をつける)

  • 食用
    シマホオズキ(ゴールデンベリーホオズキ。甘酸っぱい。美容に良いとされる)

    ショクヨウホオズキ(ストロベリートマト。ベリー類に似た味)

    オオブドウホオズキ(トマティーヨ。トマトに似た味)

また、ホオズキは薬としても使われます。地下茎と根は、「酸漿根(さんしょうこん)」という生薬名で呼ばれています。平安時代から鎮静剤として使われ、「本草和名」という日本で現存する最古の薬物辞典にも記載されているそうです。咳止め、解熱、冷え性や黄疸の改善、利尿作用などに効果があるとされています。

一方で、毒性もあります。全草に微量のアルカロイドが含まれており、酸漿根にはヒストニンが含まれています。ヒストニンには子宮の緊縮作用があり、妊娠中に口にすると流産の危険があります。江戸時代には堕胎薬として使われていました。

鬼灯(ホオズキ)の花言葉

ホオズキ

ホオズキの花言葉をご紹介します。

  • 「偽り」
  • 「ごまかし」
  • 「欺瞞(ぎまん)」
  • 「心の平安」
  • 「不思議」
  • 「自然美」
  • 「私を誘ってください」

ホオズキの実は外側の袋に対して中身は小さいです。袋に見合う大きさを期待していた人はがっかりしてしまいますね。こうした様子から、「偽り」、「ごまかし」、「欺瞞」という花言葉が生まれたようです。

他の花言葉については、はっきり由来が分かるものはありませんでした。ただ、「私を誘ってください」は、ホオズキの名前の由来の1つ、ホホがつきやすいことにちなんでいるのではないかという説がありました。

個人的に、センナリホオズキ(千成鬼灯)の花言葉が素敵だなと思いました。その花言葉は、「可憐な愛」です。小さな実をたくさんつける様子が可憐だったのでしょうか。

まとめ

ホオズキの実に食用のものもあることは知っていましたが、実際に食べたことはありませんでした。それに、夏の植物だったのかという程度の認識でした。
名前の漢字、別名、薬としての効能、毒性、どれをとっても発見ばかりでした。

関東周辺の方にとっては当たり前なのかもしれませんが、お盆にホオズキの実を飾ること、浅草寺の「ほおずき市」が有名であることも今回調べてみるまで知りませんでした。

思っていたよりもずっと歴史が古く、私たちにとって身近な植物であることがわかりました。

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