春になると小さな青い小花をいっぱい咲かせるネモフィラ。たくさん集まると、まるで青い絨毯のように広がる姿が圧巻です。ネモフィラには、プレゼントにぴったりな素敵な花言葉が多いんですよ。
「赤ちゃんの青い瞳」の英名(別名)を持つ、ネモフィラの名前の由来や、今人気のネモフィラにまつわるデートスポットなど。
今回は、ネモフィラの種類や色別花言葉、恋人とのデートにおすすめのネモフィラの丘まで一気にご紹介します。
ネモフィラの基本情報
- 科・属:ムラサキ科・ネモフィラ属
- 学名:Nemophila menziesii/Nemophilia maculata
- 和名:瑠璃唐草(ルリカラクサ)
細く細かい、羽状の切れ込みが入る葉っぱを付けることから
- 英名:Baby blue eyes
- 原産地:北アメリカ
- 開花時期 :3月~5月(苗は3~4月に出回る)
- 花色:青、白、黒
- 誕生花:1月28日、2月21日
ネモフィラとは?花の特徴を解説
北アメリカ原産のネモフィラは、春から初夏にかけて真っ青なたくさんの小花を付ける寒さには弱い一年草です。カナダ・アメリカ西部からメキシコに11種類が分布するといわれています。
草丈は10~20cmほどで茎と葉っぱには柔毛があります。茎は匍匐性で横に広がる性質を持っているので、ネモフィラがたくさん生えた場所は、まるで絨毯のように見える光景が素敵な花です。
その花の種類は園芸品種と合わせても約20種類ほどあり、小花の周りには青紫の色が囲い、真ん中に黒い点が5つあるのが特徴です。
このような特徴から「赤ちゃんの青い瞳(Baby blue eyes)」とも呼ばれています。小さな小花はまるで赤ちゃんのようですものね。
ネモフィラの種類はたくさんありますが、その代表的なものに以下があります。
- ネモフィラ・インシグニスという良く出回っている、青い小花の真ん中が白いもの
- ネモフィラ・ペニーブラックという黒い花を咲かせるもの
- ネモフィラ・マクラータという別名ファイブスポットとも呼ばれる、花びらに5つの斑点が入るもの
- ネモフィラ・プラチナスカイという葉っぱに斑が入る、シルバーリーフのもの
ネモフィラの名前の由来とは?
ネモフィラの学名は「Nemophila menziesii」といいますが、この学名の前半「Nemos」は、ギリシャ語で「小さな森」という意味があり、後半の「phileo」は「愛する」という意味を持ちます。
原種のネモフィラは、茂みの中の明るい陽だまりに自生することや、可愛らしい花の姿からこの名前が付けられたといわれています。
大切な人にはどの花言葉?ネモフィラの色別花言葉
ネモフィラの全般の花言葉は6つあります。
- 「どこでも成功」
- 「可憐」
- 「清々しい心」
- 「愛国心」
- 「荘厳」
- 「あなたを許す」
の6つです。それぞれの花言葉を見ても、用途によりプレゼントとして贈りやすい花ですよね。
「どこでも成功」なんて花言葉は、これから社会人になる人や、夢やロマンを追っている男性にもぴったりです。それでは、ネモフィラの色別花言葉を見ていくことにしましょう。
青:「清々しい心」
まさに青いネモフィラにぴったりの花言葉ですよね。青い色は安らぎを与えて精神を穏やかに保つ働きがあります。
日ごろ頑張りすぎて疲れを感じている方に、元気になってもらうために贈るのもいいですね。
白:「どこでも成功」
白には純粋、ピュア、可憐などの意味がありますよね。
真っ白な色はどんな色にも染まらず、それでいて周りの花を引き立てる役割があるので、目立たないけれど気づかいのできるあの人に贈る花言葉にぴったりですね。
黒:「愛国心」「荘厳」
黒いネモフィラはペニーブラックと呼ばれ、シックで芯の強いイメージから、愛国心や荘厳という花言葉がぴったりです。
可愛らしいイメージのネモフィラですが、黒いネモフィラは高級感あふれる雰囲気が漂っているので、大人な彼へのプレゼントに活かしたいですね。
ネモフィラの丘とは?
びっしりとネモフィラが一面に咲いていて、まるで青い青い海が広がっているような光景が絶景な場所。
それが、茨木県ひたちなか市の「国営ひたち海浜公園」にある、みはらしの丘です。
インシグニスブルーとホワイトのネモフィラがたくさん植えられていることから「ネモフィラの丘」とも呼ばれています。
4~6月に見ごろを迎えるので、暖かな陽気のもと、恋人や家族と一緒に楽しむのにはもってこいの場所ですね。
まとめ
春先から初夏にかけて、真っ青な小花を這うように咲かせるネモフィラ。その花言葉は、あらゆる用途のプレゼントにぴったりな言葉が多いのが魅力です。
別名「赤ちゃんの青い瞳」を意味するネモフィラは、出産祝いに贈っても喜ばれそう。お庭で育てたネモフィラを小さなブーケにしてもかわいいですね。