春の花

鈴蘭(すずらん)全般・色別花言葉(白・ピンク・赤・青)

スズランは細長い大ぶりの葉っぱの下に、ひっそりと白い小花を付ける様子が、おしとやかな日本女性のように見えるともいわれます。

そんなスズランですが実は毒があるって知っていましたか?スズランにまつわる逸話には悲しくも切ない逸話がひそんでいるのです。また、裏花言葉があるとのうわさも!

今回は、スズランの花言葉や別名にまつわる逸話、怖い裏花言葉などをご紹介します。

鈴蘭(すずらん)の基本情報

  • 科・属:キジカクシ科スズラン属
  • 学名:Convallaria majalis
  • 和名:鈴蘭(すずらん)
  • 別名:君影草(きみかげそう)、谷間の姫百合(たにまのひめゆり)
  • 英名:Lily of the valley
  • 原産地​:ヨーロッパ・アジア
  • 開花時期 :4月~6月(苗は2~7月に出回る)
  • 花色:青、白、ピンク、赤
  • 誕生花:5月1日、5月2日、5月28日

鈴蘭(すずらん)とは?花の特徴を解説

春の訪れを告げ、花嫁さんのブーケとしてもその純白の色が素敵なスズラン。漢字で書くと「鈴蘭」となりますが、決して蘭の仲間ではありません

春の早いうちに咲き始め、初夏には花が終わってしまう多年草です。小さな鈴のように見える小花を下向きに咲かせることから「鈴蘭(すずらん)」との名前が付けられました。

スズランには

  • 二ホンスズラン
  • ドイツスズラン

の2種類がありますが、日本のスズランは主に北海道に自生しています。

二ホンスズランもドイツスズランも、どちらも見た目はそっくりな白い小花ですが、その違いは何と!花のまんなかの色にあるんです。

二ホンスズランは真ん中が真っ白ですが、ドイツスズランは真ん中に赤い点がついているという特徴があります。

鈴蘭(すずらん)にまつわる神話とは?

スズランには悲しく切ない神話が語り継がれています。あるとき、たくましい体をした森の守護神であるセントレオナールが、森を歩いていた時のことでした。

突然現れた青竜が、セントレオナールに襲い掛かってきたのです!しかし、勇敢な青年は決してひるむことはなく、4日間ぶっ続けで青竜と戦い続けました。

その結果、青竜を倒すことのできたセントレオナールですが、あまりに激しい戦いだったためか、力尽きて亡くなってしまったのです。

その時に青年の体から流れ出た血液は土に吸い込まれていきました。そして春になると、その場所にはスズランが咲くようになったというわけです。

鈴蘭(すずらん)の別名にまつわる逸話

スズランには別名に

  • 「君影草(きみかげそう」)
  • 「谷間の姫百合(たにまのひめゆり)」

という名前が付けられています。これらの名前はとても情緒あふれるものですが、それぞれどんな意味が込められているのでしょうか?

鈴蘭(すずらん)が君影草と呼ばれる意味

スズランは細く大ぶりの葉っぱを付ける花ですが、ベルのように見える小花は葉っぱに隠れるようにして咲きます。この姿を日本女性が男性の後ろでひっそりとたたずむ様子に似ているんですね。

このような姿が、愛する人を恋い焦がれて待ちわびる姿に似ていることから「君影草」とつけられたのです。

鈴蘭(すずらん)が谷間の姫百合と呼ばれる意味

これはスズランの学名に由来しています。スズランの学名は「Convallaria majalis」というのですが、こちらの語源は「convallis(谷という意味)」と「leirion(百合という意味)」から来ています。

この2つの言葉が合わさったともいわれています。

鈴蘭(すずらん)に毒があるのは本当?

さて、スズランにまつわる勇敢な青年の神話や、ひっそりとたたずむ女性の姿を現す逸話などがある可愛らしいスズランの花。

こんな小さな花に毒があると聞いたらとても驚いてしまいますよね。

スズランは、強心配糖体

  • コンバラトキシン
  • コンバラマリン
  • コンバロシド

などを含む有毒植物で、強心配糖体はアフリカでは毒矢の成分としても利用されているほどなのです。

その毒はかなり強力なもので、間違えて口に入れた場合

  • 嘔吐
  • めまい
  • 血圧低下
  • 心臓麻痺

などを引き起こしてしまいます。

スズランを活けた水を飲んでも危険なので、子供やペットがいるご家庭は十分に注意しましょう。

愛する人に贈りたい!鈴蘭(すずらん)の花言葉

スズランの全般的な花言葉は、

  • 「幸せが再び訪れる」
  • 「純粋・ピュア」
  • 「平穏・リラックス」

です。どの花言葉を見ても、愛する人に贈りたくなる花言葉ですよね。このうち、色別の花言葉には、白とピンクの2種類があります。

白:純粋・ピュア・幸福・純愛など

スズランの色といったら白を思い描くことが多いと思いますが、この花言葉も白の純粋な美しさを表しているといえるでしょう。花嫁さんのブーケに使われることでもよくわかりますよね。

ピンク:可愛らしい・愛らしい

こちらの花言葉もピンクのスズランそのままを表しているような感じですね。スズランの別名などが女性らしさを表しているように、ピンクという色にぴったりではないでしょうか。

鈴蘭(すずらん)の花言葉には裏の意味がある!?

こうしてみてみるとスズランは、とてもきれいで美しい花言葉が多いように感じますが、実は裏花言葉というものも存在します。これらは、本来の意味とは別の怖い意味が潜んでいるといわれています。

  • 幸せが再び訪れる・・・この言葉は裏を返せば、不幸や不運が返ってくるとも受け取れます。
  • 純粋・ピュア・・・白いスズランにぴったりなこの花言葉の裏は、不純といった意味になります。純粋なきれいな心の裏になるので、このような意味になってしまうのでしょう。
  • 平穏・リラックス・・・平穏の裏花言葉は不穏やストレスです。スズランの花言葉に平穏で安定した生活を送るという意味とは逆に、不穏で安定しない生活でストレスを感じるという裏があるのです。

このような裏花言葉が作られた背景には、スズランには毒があるという由来からのようです。できれば表の美しい花言葉だけを信じていたいものですね。

まとめ

春の訪れを感じさせる、可憐な白い花を咲かせるスズラン。素敵な花言葉の裏には怖い花言葉があることがわかりましたね。

スズランには毒があることから、このような裏花言葉が生まれたとされていますが、豆知識程度にとらえておくといいでしょう。

実際にスズランをプレゼントとして利用するときには、ぜひ表の素敵な花言葉を思い浮かべて、大切な人に贈ってくださいね。

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